優良誤認の線引きは難しい?
Blog/Opinion
Twitter新広告フォーマットはSNS広告のあり方を変えるか?
- TOP
- BLOG/OPINION
- ビジネス
- マーケティング
- オンライン・デジタル
Twitter新広告フォーマットはSNS広告のあり方を変えるか?
Twitter新広告フォーマットはSNS広告のあり方を変えるか?
Twitter社は2022年3月頃、新しい3つの広告フォーマット(コレクション広告、インタラクティブテキスト広告、プロダクトエクスプローラー広告)をテスト中だと発表しました。また、9月にはコレクション広告のβテストをグローバルで開始しており現在一部で注目を集めています。本記事ではTwitterの新しい3つの広告フォーマットでは何が可能になるのかの解説に加え、それらがマーケターやSNS広告業界全体に与える影響についても考えていきたいと思います。
これまでTwitterについて何度か取り上げてきたので、是非過去の記事も合わせて読んでみてください:
Twitterのいいねが動く!Branded likesとは?
Twitterのサブスクサービス「Twitter Blue」の戦略とは
Twitterの新しい広告フォーマット
これまで何回か取り上げてきたように、Twitterは新機能をどんどん追加し常に進化し続けてきました。特に広告フォーマットに関しては画像、動画、テキスト、モーメント、カルーセル広告など様々なフォーマットを提供してきました。それらに加えTwitterは新しく3つの広告フォーマット(コレクション広告、インタラクティブテキスト広告、プロダクトエクスプローラー広告)を追加するとしており、ユーザー及び広告主により良い体験をもたらすでしょう。実際一部の企業ブランドは既に試験的に導入することが決定しているようです。
コレクション広告
Facebookでは既に利用されている広告フォーマットです。コレクション広告では一枚の大きな画像に加え5枚まで小さな画像(サムネイル)をその下に配置することが可能になります。また、それぞれのサムネイルをタップすることで指定したリンクへ誘導することが可能で、製品ごとのページにユーザーを誘導することができるようです。これまでTwitterでは一般的に4枚までしか画像は添付できませんでしたが、これによってより多くの情報をユーザーに届けられ、サイトへ誘導することが可能になります。
インタラクティブテキスト広告
インタラクティブテキスト広告は広告文中の一定の単語を太字及びハイライトで強調することができる機能です。最大3つまで単語は選択することが可能で、そこをタップすると指定したリンクにユーザーを誘導することができます。コレクション広告と異なり、文面でユーザーにアプローチを行いたいブランドにとっては良い広告フォーマットかもしれません。
プロダクトエクスプローラー広告
プロダクトエクスプローラー広告では製品の3D画像を添付することができ、その名の通り製品を「詳しく見せる」ことができます。ユーザーは添付された3D画像を自身でスワイプし回転させることができ、商品を360度から確認することができます。また、ブランドのWebページへ誘導するボタンも配置できます。これまでTwitter上で画像や動画を見ることは可能でしたが、このように画像上での操作はできなかったため、ユーザーに新鮮な体験をもたらすでしょう。
これまでとの比較
これらの新しい3つの広告フォーマットは「Twitter内でいかに購買意欲を高めるか」に注力しているように見えます。ECサイトやブランドのWebページへの誘導は従来の広告フォーマットにもありましたが、それ以上にどれだけTwitter内で商品に対し興味を持たせ商品について知ってもらえるかに重きを置いていると言えます。
まず、これらの新しい広告フォーマットはどれもユーザーの目を引きつけ、インプレッション率を高めるでしょう。Twitterの特性として、ユーザーは特に目的を持たずフィード上をスライドしている場面が多く、多くの場合広告があってもスルーしていると言えます。そういった中で、例えばインタラクティブテキスト広告のように文字がハイライトされていたり、コレクション広告のように複数の画像が添付されていたりすると目立つため自然とスクロールする手を止め広告を見るでしょう。
また、新しい広告フォーマットは従来のものよりユーザーに届ける情報量が多く、より商品について知ってもらうことが可能です。例えば、プロダクトエクスプローラー広告ではTwitter内で商品を360度あらゆる角度から眺めることができ、商品について詳しく知ってもらうことができます。その結果としてエンゲージメント率を高めることができるでしょう。また、コレクション広告ではそれぞれのサムネをタップすることで各商品の詳細ページへアクセスすることができます。このように商品について知ってもらう取り組みはユーザーの購買意欲を高め、コンバージョン率も同様に高めることができるでしょう。
まとめ
今回紹介したTwitterの新しい広告フォーマットは従来のものよりも効果的にユーザーの心を掴むことが可能だと言えます。特に、ストレスなくTwitterの中で商品についての詳しい情報を知ることができるため、ユーザーの購買意欲を高めることができると言えます。正式リリースについては未だ不明ですが、これまで埋もれがちで掲載できる情報が限られていたSNS広告のあり方を変えてくれる存在になるかもしれません。リリースされたら一度利用してみてはどうでしょう。
我々TCGではSNSを含め出稿メディアごとの費用対効果を可視化し、戦略構築の支援を行うサービス「NEEL」(詳細リンクはコチラ)の提供を行っています。また各種コンサルティングも行っていますので、是非お気軽にお問い合わせください。
参考:
IT Mediaマーケティング “Twitterが「コレクション広告」のβテストを開始”
Twitter “新しい広告フォーマットをテストしています“
関連記事
scroll