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ポストCookie時代に欠かせない?ゼロパーティデータとは
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ポストCookie時代に欠かせない?ゼロパーティデータとは
ポストCookie時代に欠かせない?ゼロパーティデータとは
近年、世界各国でプライバシー保護の意識が高まっており、GoogleやAppleなどを中心にサードパーティCookieの規制が進められています。それと同様に、セカンドパーティCookieを含むファーストパーティ以外のデータについても遅かれ早かれ規制が進むことが予想されています。
それら様々なデータをもとに顧客へアプローチを行うマーケターですが、Cookie廃止後どのように活動を行えばよいのでしょうか?本記事ではポストCookie時代で重要となってくるであろうゼロパーティデータについて取り上げ、それらの活用法を考えていきたいと思います。
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ファーストパーティデータ / サードパーティデータとは
ゼロパーティデータはこれまでのファーストパーティ、セカンドパーティ、サードパーティデータには分類できない最近登場したデータの区分です。そのため、今回は先にそれらのデータについて解説したいと思います。
まず、ファーストパーティデータとは企業が自社でユーザーから収集する顧客データのことを指します。名前や電話番号、購入履歴やWebサイト内での行動パターンなどが含まれています。企業が自ら収集するため、信頼できるデータだと言えます。その一方で、サードパーティデータでは第三者が企業に同様のデータを提供します。ブラウザなどで回収されたデータなどが該当し、企業はそれらを利用して顧客へのアプローチを改善するなどマーケティング活動を行います。
ゼロパーティデータとは
ゼロパーティデータとは顧客が自ら共有する自身のデータを指し、ファーストパーティデータの一部とも言えます。ただ、ファーストパーティデータとの違いは顧客が意識的に自身のデータを共有するという点にあります。ファーストパーティデータは自然と収集されるのに対し、ゼロパーティデータは顧客自らが企業に共有したいという思いから自身の趣味嗜好や自身の心理を含むデータを企業にアンケートのような形で提供します。
活用
例えば、動画配信サービスに登録した際、最初に好みの映画ジャンルなどを聞かれるケースがあります。そのときに例えば「コメディ」の項目にチェックを入れると、動画配信サービス側がユーザーの好みに合いそうなコメディ映画を多く表示させるようになります。また、ネットニュースなどのサイトに登録する際にも好みのニュースジャンルを聞かれる場合があり、同様にそれに答えることでよりパーソナライズされたコンテンツがページに表示されるようになります。
上記の例のように、ゼロパーティデータを活用することでより良い顧客体験を提供することができると同時に、パーソナライズされたマーケティング活動が可能になります。興味のない人に一定のコンテンツを届け続けるよりも、既にコンテンツに対して興味関心を持っている人にそれらを届ける方がクリック率も高まりコンバージョン率を上げられるでしょう。
また、ファーストパーティデータは顧客の名前や連絡先などのデータにとどまりますが、ゼロパーティデータは顧客のインサイトに直結するデータであるためマーケターにとって活用しやすいデータであると言えます。
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まとめ
第三者から提供されるサードパーティデータとは異なり、ゼロパーティデータは顧客自身から企業に提供されるデータであり、信憑性も高く活用しやすいデータと言えます。ただ、顧客もただでデータを提供してくれるとは限らないため、データ提供のメリットを強調するなど収集には工夫が必要でしょう。
プライバシー保護、Cookieの規制が進む現代では今後ファーストパーティ及びゼロパーティデータの需要が高まっていくことが予想されます。これらのデータを活用し効果的なパーソナライズを実現することで顧客とも良好な関係を築くことに繋がるため、今後企業にはこれらのデータを中心としたマーケティング活動が求められるかもしれません。
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