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「いきなり!ステーキ」の福袋が物議を呼んだ理由
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「いきなり!ステーキ」の福袋が物議を呼んだ理由
「いきなり!ステーキ」の福袋が物議を呼んだ理由
毎年年末年始になると様々な企業が福袋を発売し、世間の注目を集めます。そのとき限りの商品含め、数々の商品をお得に手に入れられることが売りの福袋ですが、時には批判の対象となることもあります。例えば、その年に売れ残った商品ばかりが詰め込まれていたり、お得性に欠けていたりする場合、かえって消費者をがっかりさせブランドイメージを傷つけてしまう恐れがあるでしょう。本記事ではSNSを中心に物議を呼んだ「いきなり!ステーキ」の福袋の事例を取り上げ、物議を呼んだ理由とその後の対応について考えていきたいと思います。
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「いきなり!ステーキ」の福袋
「いきなり!ステーキ」が今回発売した福袋は福袋と言っても何か商品が袋に詰まっているわけでなく、クーポン券が封筒に入っています。上の画像(ホームページより)にあるように、3000円で購入することができ、300円割引券が13枚入っています。クーポンを利用すると合計で3900円お得になり、普段から店に訪れる人にとっては非常にお得と言えるでしょう。ただ、ここで注目したいのが画像にもある3つの米印です。
- ・券は福袋購入店でのみ使える
- ・一食につき一枚の利用
- ・有効期限は3月31日
物議を呼んだ理由
数々の制限
まず、上記のように複数の制限があることから批判が相次いでいます。購入店舗でしか使用できず、一食につき一枚しか利用できないのにも関わらず、有効期限が短いため使いきれず逆に損をするのではという声が上がっています。使い切るためには最低でも週に一回店舗に通う必要があり、ステーキ店としては少し頻度が高すぎると言えるでしょう。本来お得なはずの福袋ですが、使い切れなかった場合かえって損をしてしまうため、人によっては騙されたと感じたり、あくどい商品だと感じる人もいたと言えます。
クーポン券の入った封筒は福袋か
その他にも、「福袋」と名乗っているにも関わらずクーポン券の入った「封筒」だった点も批判を集めた理由の一つと言えます。飲食店のため、福袋として提供できる商品は限られていますが、人々が思い描く福袋の形と少し異なったのも期待を裏切られたという意味で批判に繋がったと考えられます。例えば、同じ飲食店のマクドナルドでは毎年ハンバーガーの形をしたクッションであったりロゴの入った鞄であったり、様々なオリジナル商品を福袋に詰めています。そのような福袋と比較したとき、クーポン券ではどうしてもインパクトも劣り力を入れていないと感じ取られても仕方ないのかもしれません。
過去との比較
また、「いきなり!ステーキ」が福袋を販売したのは今回だけではなく、過去にはオリジナルのカトラリーや冷凍食品、ソースなどが詰められていたこともあり、今回の福袋はレベルが大幅に落ちたと考える人も多かったと言えます。
結果・対応
福袋の件で「いきなり!ステーキ」は1月初めから現在に至るまで炎上中で、ブランド毀損が生じています。騙されたと感じている消費者が多く「悪徳福袋」などとも言われ信用を失っているようです。
SNSなどにおける批判に対し「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスは1月6日に発表を行い、うまく消費者に福袋の背景と目的が伝わっていなかった旨を説明しました。というのも、この福袋は元々ショッピングセンターの運営会社から依頼があり企画したもので、ショッピングセンター内の店舗と希望した店舗のみで取り扱っているそうです。そのため、使用できる店舗が限られており、ターゲットもショッピングセンターに訪れる3人以上のファミリー層であることから、有効期限が比較的短く設定されていると言います。
上記のことを発表した後にも批判は止まらなかったことから、ペッパーフードサービスは1月11日にはルールの緩和を発表しました。結果、有効期限は6月30日まで延長され、おつりは出ないものの利用枚数制限も撤廃されました。ただ、利用できる店舗については変更はありませんでした。現在、ペッパーフードサービスはこの一連の出来事について謝罪しています。
まとめ
今回紹介した福袋の件以前にも「いきなり!ステーキ」は「肉マイレージ」についての騒動などもありブランド毀損が続いています。このように、一度炎上すると企業ブランドに傷がつき、中々払しょくすることは難しいでしょう。もちろん、炎上した後の火消し対応で逆に評価されるケースもありますが、簡単なことではないためまず起こさないことが重要でしょう。「いきなり!ステーキ」はここ2年間ほどの間で倒産寸前とも言われていましたが、最近ではその危機も乗り越えつつあるようで、今後とも目が離せない企業だと言えます。
参考:
Yahoo!ニュース “いきなり!ステーキ福袋が「酷すぎる」と批判 「3か月で13回は無理です」…運営会社の対応は?”
Yahoo!ニュース “「いきなり!ステーキの福袋が酷い」と批判多数 運営元が割引券の使用期限などルール緩和を発表”
いきなり!ステーキ “2023福袋販売のお知らせ“
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