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コロナ渦でのライブ配信動画、カギは人とのつながりをどう生み出すか
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コロナ渦でのライブ配信動画、カギは人とのつながりをどう生み出すか
コロナ渦でのライブ配信動画、カギは人とのつながりをどう生み出すか
今週月曜日のカンヌライオンズにおいて、YouTubeはこのコロナ渦の中で人々がオンライン動画を利用してどのようにコミュニティを見つけ、つながりを深めているかをまとめた、カルチャーとトレンドに関するレポートを発表しました。
YouTubeのプロダクトマーケティングマネージャーである、Gina Shalaviは記事の中でこう語っています。
人やコミュニティへのつながりは、人間の欲求の中心部分にあるものです。コロナ渦で人とのかかわりが途絶えている中で動画がその欲求を満たすツールとしていち早く活用されたことは、オンラインメディアが一定数の人々の生活にとって必要不可欠なものになったことを示しています。動画を見ている人に対して、コミュニティへの帰属意識や共感、参加しているという感覚をつくりだすことは、人々のつながりへの人間的欲求を満たす近道であり、身近で一番簡単な方法になっています。このようなコロナ渦で高まるつながりへのニーズの高まりは、ブランドにとっても消費者を楽しませるコンテンツをつくり、ファンを増やすことができるため、見逃せない機会です。
オンライン上でのライブ配信や同時視聴が人と交流し、つながる唯一の場所となった
パンデミックの影響により、世界各国でロックダウンやステイホームが行われた2020年でしたが、今年に入っても一時的なロックダウンや外出自粛は続いています。人と人との接触や密集が避けられたために、私たちが生活する中で当たり前であった交流やコミュニティの活動などが制限されました。そこで、人々は他者との交流やつながりをオンラインの世界で求めるようになっています。日本でも、オンライン飲み会やオンライン婚活など、オンラインを活用した動きがみられます。
今回のYouTubeによる調査レポートでは、そのような共同体意識を求める先が動画サイトでの同時視聴や生配信などの利用率に映し出されています。YouTubeユーザーのうち、85%が過去12カ月以内にライブ配信動画を視聴したという結果が分かっています。
また、同時視聴については、動画の作成者が前もって撮影した動画を流し、視聴者がその動画にならって同じ作業をするというコンテンツのものが視聴者により強いコミュニティへの一体感を与えることができます。このような動画は、「with me動画」と呼ばれ、動画を流しながら掃除しようといった「Clean with me」、勉強しようという趣旨の「Study with me」などの動画が様々なユーチューバーによって配信されています。
単なる視聴ではなく、経験を生み出すコンテンツがカギ
様々なメディアの効果を利用して、視聴者に単なる動画鑑賞以上の経験に浸らせる動画は今までにないほど人気です。これからのオンライン動画は、従来の視覚や聴覚に訴えるものから、経験的なものに変化していくと予想されます。
参考:Adweek “YouTube: People Turned to Live, Simultaneous Viewing During the Pandemic” / David Cohen (https://www.adweek.com/media/youtube-people-turned-to-live-simultaneous-viewing-during-the-pandemic/)
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