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優良誤認の線引きは難しい?
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優良誤認の線引きは難しい?
優良誤認の線引きは難しい?
スマートフォンを利用しているとモバイルゲームの広告が表示される機会が多くありませんか?
その広告と実際のゲームの内容が全く違うことはありませんか?
プレイアブル広告が多く使われるようになっている現在、景品表示法違反に関する懸念が増加していることも事実です。
今回は景品表示法とは何か?実際にあった景品表示法違反の事例などを見ていきます。
景品表示法とは?
景品表示法は、正式には、不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)といいます。
消費者なら、誰もがより良い商品やサービスを求めます。ところが、実際より良く見せかける表示が行われたり、過大な景品付き販売が行われると、それらにつられて消費者が実際には質の良くない商品やサービスを買ってしまい不利益を被るおそれがあります。
景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することなどにより、消費者のみなさんがより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。
つまり、商品やサービスの品質、内容などの偽表示を規制し、過大な景品類の提供の禁止することで、消費者の判断を迷わせないようにしています。
この規制により、質の良くない商品やサービスに消費者が惑わさることを防止しています。
景品表示法違反(優良誤認)の実例
2018年にはパズル&ドラゴンズに対する優良誤認表示が指摘されました。
「究極進化」というパワーアップ可能な強力キャラクターであると説明されていたにもかかわらず、実際には、ガチャという役務提供を通じて消費者が入手したキャラクターが、究極進化しないものであったというものです。
他にも2020年にはFFBE幻影戦争の有料ガチャに景品表示法違反(優良誤認)があったとして、スクウェア・エニックスとgumiに措置命令が取られました。
優良誤認の線引きは難しい?
“優良”かどうかの判断は「商品やサービスの優良性は消費者が受ける印象で決まる」とされているように、優良誤認表示かどうかの線引きが難しいという事実もあります。
何が優良であると誤認されるかと言うのは人それぞれの感じ方により異なります。
実際のゲームよりも著しく魅力的に見せかけた広告は、景表法で禁止されている「優良誤認表示」や「おとり広告」に該当する可能性があるものの、ゲームと広告を総合的に比較する必要があるため、優良誤認との線引きは難しいものであるようです。
(消費者庁、スクエニなど2社に措置命令 スマホゲーム「FFBE幻影戦争」のガチャに優良誤認 – ITmedia NEWS)
「広告と中身が全然違う」「美少女ほとんど出てこない」勘違いを誘発するゲーム広告、景表法違反の可能性も 弁護士や消費者庁に見解聞いた – ねとらぼ (itmedia.co.jp)
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