今だからこそ注目されるオフライン広告の魅力とは

投稿日：2021年9月9日／更新日：2022年7月13日

近年、広告を打つとなるとSNS広告や、リスティング広告などのオンライン広告をまず思い浮かべる人が多いでしょう。インターネットを利用した広告の方が効果を計りやすかったりターゲットを絞ったり、コストの面でもメリットが多いとも言えます。しかし、近年では敢えてオフライン広告に力を入れている企業も存在し、注目を集めています。今回はオフライン広告の詳細に加えデジタル化の進む現代ならではのオフライン広告の効果、また効果的なオフライン広告についても考えていきたいと思います。

オフライン広告とは

オフライン広告とはその名の通りインターネットを使用しない広告のことで、オンライン広告が一般的になった現代で敢えて使われている単語です。媒体の例としてはチラシや雑誌などが挙げれる他、ラジオCMやテレビCMなどもデジタルではありますがオフライン広告にあたります。また、駅などにおけるポスター、所謂交通広告が近年特に注目を集めています。そのような交通広告を含めたOOH（屋外広告）を今回は主に取り上げていきたいと思います。

オフライン広告のメリット

オフライン広告の大きな強みとして掲載できる情報量の多さが挙げられます。一般的なインターネット広告ではホームページへのリンクなどを埋め込むことができますが広告に表示できる情報量には限りがあります。一方でオフライン広告には自社製品の詳細な説明を記載することができ、ターゲットに伝えたい情報を一度で伝えることができます。

また、一定の場所に掲載するためターゲットを絞ることが可能な他、見てもらえる確率も保証されています。例えば、雑誌に広告を挟む場合雑誌の購読者のほとんどがその広告を目にすることになり、同じウェブページであっても表示されたりされなかったりするオンライン広告とは異なります。

一方で、手軽さや利便性の観点ではインターネット広告にやはり劣っているでしょう。オフライン広告は掲載にコストがかかり、テレビCMを含むマスメディア広告となると特に費用がかかります。また、一度掲載した後の修正が効きにくいのも特徴として挙げられます。その他にも、インターネット広告ではどこで何人が広告をクリックしたかなどを把握できる一方で、オフライン広告ではそのような効果測定が難しいのもデメリットと言えます。

効果的なオフライン広告とは

メリットがある一方でデメリットもあるオフライン広告ですが、近年注目を集めているものには一定の法則も存在することが分かります。それはオンラインとの組み合わせです。今回は２つの重要要素を取り上げたいと思います。

別チャネルへ誘導する仕組み作り

ポスターなどを見かけた際、ホームページのアドレスやQRコード、関連検索キーワードが記載されているものを見たことがあるかもしれません。これはオンラインマーケティングが普及し始めた頃から見られるものですが、現代のオフライン広告にはこのような別チャネルへの誘導は欠かせません。ターゲットをホームページなどに誘導することでより詳しい情報を届けることができる他、商品やサービスの購入ページに近づける狙いがあります。

共有したくなる仕組み作り

SNSなどが盛んな現代ではそれぞれの人（特に若年層）は拡散力を持っており、共有したくなる広告の作成は自社の製品やサービスを多くの人に知ってもらうためには欠かせません。例えば、駅などでアイドルやソーシャルゲームの巨大ポスターを見たことがあると思いますが、同時にその広告の前で写真を撮る人だかりも見かけたかもしれません。東京で言えばJR新宿駅の新宿ウォール456、大阪で言えば阪急梅田駅のジャンボセットなどが最近では例として挙げられます。このスポットは両方非常に多くのリーチ数を誇っており、大阪のジャンボセットでは一日で51万人が広告の前を通過します（Ekico調べ）。それらに共通することは大きさを活かした何かしら話題性を持っていることです。このように話題性のある内容であったりインスタ映えしたり、写真を撮って共有したくなるような広告作り及び掲載場所の設定が今後特に重要になってくるかもしれません。