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インフィード広告とは?向いている商品やサービス、メリット・デメリットを紹介
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インフィード広告とは?向いている商品やサービス、メリット・デメリットを紹介
インフィード広告とは?向いている商品やサービス、メリット・デメリットを紹介
インフィード広告とは?ネイティブ広告との違い
インフィード広告とは、SNSやアプリ等のプラットフォーム上の、コンテンツ間に表示される広告のことです。広告感が薄く、他コンテンツに自然と溶け込むように配置されるため、ネイティブ広告の一種と言われることもあります。
ネイティブ広告とは、自然に溶け込む広告全般を指すためリスティング広告等も含みますが、インフィード広告はその中でも”コンテンツ間に表示される”という点で異なります。
インフィード広告を出稿できる媒体
インフィード広告は、GDNやYDA上のネットワーク型広告、SNS上の運用型広告として様々な場所に表示することができます。
GDN(Googleディスプレイネットワーク)ではYouTube等のGoogle関連プラットフォームの他、Googleアドセンスを利用するメディア、YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)ではYahoo!JAPANやYahoo!ニュース、SNSではtiktokやFacebook等に表示ができます。また、PCやタブレット、スマホ等、どのデバイスでも自動でサイズが整形され配置されます。
インフィード広告の市場規模
電通グループが2022年2月に発表した「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、ビデオ(動画)広告費は前年比132.8%の5,128億円であり、インターネット広告媒体費全体の23.8%に成長しています。
ビデオ(動画)広告費を細分化すると、以下のグラフのようになります。アウトストリーム広告とは、ウェブ上の広告枠や記事のコンテンツ面等で表示される広告でインフィード広告も含みます。
またサイバーエージェントとデジタルインファクトによると、動画広告は25年に1兆円規模への成長が見込まれ、動画のインフィード広告も右肩上がりに成長しています。
これは動画広告のうちのインフィード広告ですが、インフィード広告には動画の他にも記事やランディングページによるものもあるため、今後も市場規模の拡大が期待できます。
インフィード広告の目的・注意点
インフィード広告の主な目的は、潜在ニーズに働きかけ、広告コンテンツをユーザーに読ませることで商品・サービスの認知を獲得することです。
注意点は、広告的な要素を減らすということです。
インフィード広告の”他のコンテンツに馴染む”という特徴を活かすには、広告的なフレーズや画像を避け、他のコンテンツと似せたタイトルや画像を使用することが重要です。それによりユーザーから広告だと警戒されにくくなり、クリック率が向上し、商品・サービスへ誘導し認知・理解を得ることができます。
クリック後のランディングページの内容も、商品・サービスの売り込みメインではなく、読み物としてのコンテンツメインにすることで、離脱率を低くし認知や理解を獲得することに繋がります。
そして、リターゲティング広告と組み合わせることで、コンバージョン獲得につなげることが可能です。
インフィード広告に向いている商品・サービス
インフィード広告は、商品やサービスを時間をかけてユーザーにアプローチしたい場合に向いています。例を挙げると、自動車や住宅、保険など、購入までの検討期間が長いと考えられる高額な商品・サービスです。
また、ある程度認知があるけれどさらに認知を拡大したい商品・サービスのマーケティングもインフィード広告が向いています。ユーザーの知っている単語や、「続きが気になる」と思わせ興味をそそるキャッチフレーズをつけることで、見込み顧客へのアプローチが可能です。
インフィード広告を用いる場合、コンバージョンを獲得するために他の広告プランも同時並行で行うことが多いです。そのため、広告施策に費用をかけられる商品・サービスが向いているでしょう。
インフィード広告のメリット
視認性が高い
サイドバーに表示されたり、画面上で動いたりするバナー広告や、ページ遷移の際に表示されるインタースティシャル広告は、ユーザーにとって煩わしいと思われることが多いです。近年では広告をブロック・スキップするための課金やツールを利用する方も増えています。
一方インフィード広告はメディアにある他のコンテンツ同様に一覧形式で並んでいるため、広告であると認識されることが少なく、自然な視線の流れでユーザーの目に止まることができます。
認知獲得ができる
インフィード広告は掲載しているSNSやメディア上のその他のコンテンツと馴染むからこそ、広告であると気づかれず、他の広告種類に比較しクリック率が高い傾向にあります。それに比例し、読み物のようにコンテンツを工夫することで、商品・サービスの購入に至らずとも認知を上げることができます。
インフィード広告のデメリット
コンバージョンが目的ではない
インフィード広告は、購入を促す目的ではなくユーザーへの認知が目的で利用するのに適しています。
コンバージョン目的で利用しない方が良い理由は、広告感が薄いからこそユーザーは読み物としてインフィード広告をクリックするため、その内容が商品の売り込みメインであると離脱されてしまうからです。
メリットで記した通り、インフィード広告は認知目的なので、広告の内容も読み物としてのコンテンツにすることがおすすめです。
まとめ
インフィード広告とネイティブ広告の違いや、インフィード広告を出すことで得られる効果、メリット・デメリットについて紹介しました。
インフィード広告は、商品やサービスの認知や、自社ブランドのイメージ向上等に役立ちます。他の広告を利用している場合には、インフィード広告も併用することも検討してはいかがでしょうか。
また広告出稿の際に重要なのが、課金方式です。
WEB広告の課金方式についての記事はこちら
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