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UGCの活用は本当に効果的? COCO’Sのコラボキャンペーンの例も紹介
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UGCの活用は本当に効果的? COCO'Sのコラボキャンペーンの例も紹介
UGCの活用は本当に効果的? COCO’Sのコラボキャンペーンの例も紹介
ECサイトでショッピングをする際に評価や口コミを見たり、話題の新商品の使用感をSNSで検索したり、宿泊したいホテルのレビューを見たり・・・。といったように、購入・契約・予約などをする際に他のユーザーの声をチェックする方は多くいると思います。
本ブログでは、このような一般ユーザーの声・コンテンツ(UGC)についてメリットや、マーケティング戦略に取り入れる効果、実際の企業事例について紹介していきます。
UGCとは?
UGC(User Generated Contents)とは、一般ユーザーによって作成されたコンテンツのことです。例えば、個人のSNSの投稿やコメント、ブログ、ECサイト上のレビューなどを指します。
また、UGCと似た言葉にCGMが挙げられます。CGM(Consumer Generated Media)とは、UGCが集まってできたプラットフォームのようなコンテンツです。例えば、クチコミサイト、ナレッジコミュニティ、動画配信サイトなど、一般ユーザーの投稿によりコンテンツが増えていくものを指します。
UGCに対する意識や効果
参照:Letro「生活者のUGCに対する意識調査 2022」を実施
アライドアーキテクツ株式会社が10~60代の男女1,100名を対象に実施した『Letro「生活者のUGCに対する意識調査 2022」』の結果によると、約65%の回答者が「生活者のクチコミやレビューを信頼」するとしています。
また、無形商材、アパレル、食品、美容品などのカテゴリーによっても、「生活者のクチコミやレビュー」の信頼度は異なり、以下のようになっています。
以上のように、商品やサービスのカテゴリーにもよりますが、約7割ほどのユーザーはUGCに対して信頼を持って参考にしていることが分かります。
ここからは企業がUGCをどのように活用するかや、活用することのメリットについて紹介します。
UGCを活用するメリット
企業やブランドがUGCを活用するメリットは主に3つあります。
・企業発信の広告に比較し、信頼性が高い
・商材開発における改善や新しいアイディアの考案に役立つ
・広告や商材紹介ページにおけるコンテンツを増やすことができる
UGCはユーザー目線のコンテンツのため広告に比較し信頼性が高い
ECサイトなどに投稿されたコメントやレビューは、商材のメリットからデメリット、良い評価から批評まで様々なものが寄せられるという特徴があります。これらは、自分と同じ消費者目線のユーザーやSNS上の友人から発信されているということもあり、企業やブランドによる発信に比べてより信憑性が高いです。UGCの内容がよければ、それを見た他のユーザーやフォロワーや潜在顧客に、商品・サービスに対する信頼や親近感を与えることも可能です。
近年オンライン広告はユーザーに最適化されているとはいえ、「邪魔だ、煩わしい」といった印象を持たれることは多くあります。そのため、企業は広告に代わるUGCを増やすための対策を講じると良いでしょう。
例えば、ハッシュタグキャンペーンを行いSNSで紹介するよう促したり、SNS上で「映える」ような商品開発を心がけたり、試供品のプレゼントキャンペーンによりECサイトへのレビュー投稿を促したり、といった戦略です。
またSNSのシェア機能などによる拡散効果があるので、UGCがフォロワーからさらにそのフォロワーへと広まることが期待できます。UGCを通して幅広く認知を獲得し、潜在ユーザーにアプローチするきっかけとなります。
UGCは既存の商品・サービスの改善や、新しい商材開発に役立つ
UGCには、必ずしもポジティブなレビューやコメントだけではなく批判もあります。企業はそのような意見を商材の改善や見直しに反映させることができます。またユーザーからの要望や不満に応えられる新しい商材開発のきっかけとなります。
UGCを広告やプロモーションに取り入れることができる
UGCはユーザー目線で作成されたコンテンツのため、企業の担当者が思い付かないようなプロモーションのヒントがUGCから得られることがあります。これは、よりユーザー目線に立った広告配信などに役立ちます。
また多くのUGCがSNSやレビューサイト等で集まった場合、それらを企業ページでリスト化して使用することもできます。この手法は多くの企業やブランドにより用いられており、商材紹介ページに「実際のユーザーの声」として載せられます。webページに訪問したユーザーに、それらのUGCを参考に購入意思の決定をさせることに役立ちます。
UGCを活用したブランド・企業例2つ
ここでは、InstagramやTwitterなどのSNSでUGCを集めたり、UGCをプロモーションに取り入れたりしているブランド・商材の例を紹介します。
ケノン【美容品】 -アローエイト株式会社
ケノンは、脱毛器専門のオンラインショップです。公式オンラインショップの他、楽天市場で商品販売されており、楽天市場でのレビュー件数が16万件以上という実績を誇っています。そのレビューの一部が年齢別に公式サイトに転載されており、webページに訪問したユーザーが購入検討する際に役立ちます。
引用:ケノン公式ショップ
またTwitterなどのSNSのクチコミを増やすための対策も取られています。Twitterに商品名のハッシュタグと、商品の使用感を載せることで、無料の商品関連品がついてくるというものです。
引用:ケノン公式ショップ
以上のように、ECサイトとTwitterを活用してUGCを増やし、脱毛器を求める潜在ユーザーに認知させるということに成功しています。
COCO’S【飲食店】 – 株式会社ココスジャパン
ファミリーレストランのCOCO’Sでは、アニメやキャラクターとのコラボキャンペーンがよく実施されています。ファンはコラボ料理や店頭のキャラクターパネル、その他ノベルティなどを目当てにCOCO’Sを利用し、その様子をInstagramやTwitterなどで呟いています。
COCO’Sの公式Twitterでは、コラボにちなんだハッシュタグを活用してファンの間で話題となるような対策をとっています。
引用:Twitter
実際に、そのハッシュタグを載せた利用客による投稿も多く見られます。
Yummy!!✨#ココスでにじさんじ #drawluca pic.twitter.com/Uia5q8iP6e
— ヨケ (@yoke_mokmok) February 6, 2023
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先週のココス巡り(3軒分)
milordのピザもルカくんのドリアも美味しかったです🥳
個人的には辛さちょうどよかった!🍕#ココスでにじさんじ #VoxAkuma pic.twitter.com/ONfy9KiJt6— Fuyu (@RikuKindred) February 6, 2023
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このように、飲食店は話題となるような料理やキャンペーンだけでなく、おしゃれな店内装飾や食器などを取り入れることで、SNSでのUGCを獲得することができます。それを通して、それを見たユーザーも集客することが可能です。
商材カテゴリーとUGCの数
UGCは、コスメや食品などユーザーの母数が多いカテゴリーの商材で、他のユーザーに推奨しやすい、または自己表現をしやすいもので多く出ることが分かります。逆に、コンプレックスに関する商品や、高価でユーザーの母数が少ない商品では、UGCは少なく、活用することが難しいと考えられます。
企業・ブランドのコンセプトや扱うカテゴリーに合わせた方法でUGCを活用すると良いでしょう。
関連記事:D2CにおけるUGCの価値
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