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話題のNFT、マーケティングへの活用法とは

話題のNFT、マーケティングへの活用法とは

投稿日:2021年10月1日/更新日:2021年10月1日

少し前から突然話題になり始めたNFTですが、最近特にNFT関連のニュースなどを目にしていないでしょうか。NFTとはNon-Fungible Tokensの略で、非代替性トークンと日本語では呼ばれます。NFTはデジタル化の加速する現代で勢いを増しているコンテンツの一つであり、今回は「NFTとは何か」また「そのマーケティング的活用法はあるのか」考えていきたいと思います。

 

NFTとは

上でも述べたように、NFTとはNon-Fungible Tokensの略であり、代替可能な仮想通貨や暗号資産などとは似て非なるものです。ビットコインなどは代替性トークン(Fungible Tokens)に分類され同質の価値を持つものが存在しますが、NFTは唯一無二のデータであり、代替不可能なようにブロックチェーン上に作られます。ブロックチェーン上で発行されることによりデータの改ざん防止などはもちろん、正確な取引履歴を残すことが可能になります。

分かりやすくNFTの例を挙げていきたいと思います。今年の3月、ツイッター社のCEOが自身の初ツイートをNFTとして約3億2000万円で売却しました。一般的なツイートであればスクリーンショットを撮るなどしていくらでも保管することが可能ですが、NFTの場合唯一無二なものとしてデータに変換され、購入者のみがデータを所持することになります。

また、NFTはアート業界でも盛り上がりを見せています。アメリカでは74億5000万円で販売された作品も近年存在し、NFTは一般的なアート作品に付加価値をつけているとも言えます。NFTを利用したアート作品はクリプトアートと呼ばれ、最近では音楽や動画もNFTとして唯一無二のデータ媒体で販売されるケースも存在します。

動画を用いた例としてNBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)のNBA Top Shotが挙げられます。これはトレーディングカードの電子版とも言え、NBA選手のハイライト動画に番号を付けるなどして一点しか存在しない唯一のデータを作成しました。更にトレーディングシステムは所持者間の売買や交換も可能にしました。これはNFTが近年注目されるきっかけを作ったとも言え、企業による大衆に向けたNFTの利用を加速させました。

 

NFTのマーケティング的効果及び活用法

このようなデジタルデータの売り買いをマーケティング的に考えたとき、主に3つの効果があると言えます。

まず、認知度の向上です。特に、NFTはまだ発展途中の技術で珍しいものだという認識が強く、企業がNFTを取り入れたプロモーションを行ったとなると話題を呼びます。例えば、ファストフード店である米マクドナルドや米タコベルではハンバーガーなどのデジタルアートを販売し一時話題になりました。このように、NFTを取り入れることで話題性を生み、認知度向上による新たな顧客の獲得にも繋がります。

また、顧客ロイヤリティの向上も見込めます。特にアート関連であれば唯一無二という特別感が味わえ、疑似的に作者と双方向のやりとりも可能にします。その他にも、上で述べたようなNBAのトレーディングカード型のNFTなどではコレクター心を刺激し顧客に更なる購買を促進します。

最後に、これは認知度の向上と類似した部分はありますが、顧客とのグローバルな繋がりを作り出すことができます。デバイスから送信可能な実体のないデータであるため、輸送費はもちろんかからない上にこれまでアクセスできなかった顧客にリーチすることが可能になります。例えば近年ではバーチャルスニーカーが販売されているなど、特に実製品が重要となるアパレルメーカーによるNFTの導入などが見られます。このように、あまりデータやオンラインなどと関係のなかった業界もNFTを取り入れることで新たな顧客の獲得に繋がると考えられます。

 

まとめ

近年話題のNFTですが、その技術はまだ発展途中であり、アイデア次第で更なる改善の余地があります。今回はNFT利用によるマーケティング効果及びマーケティング活用法についての考察を行いましたが、他の技術と組み合わせることでさらなる可能性が見えてくるかもしれません。近年特に注目されているため、手を出すなら今かもしれません。

 

参考:

Datawords Group “NFTはデジタルマーケティングの次の波となるか?

Forbes “What You Need to Know About Non-Fungible Tokens?

Neilpatel “How Brands are Using NFTs

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