マーケターなら知ってて当たり前。ターゲティングの 6Rとは
Blog/Opinion
ユーザー行動を分析 – ヒートマップ分析とは?
- TOP
- BLOG/OPINION
- ビジネス
- マーケティング
- モデル・分析
ユーザー行動を分析 - ヒートマップ分析とは?
ユーザー行動を分析 – ヒートマップ分析とは?
Webサイトを運営している人はユーザーがどのような行動を行っているのか気になる人は多いのではないでしょうか?
今回はユーザーのサイト上での行動を視覚化しどのようなマウスの動きをしているのか、どこをクリックしているのかなどを可視化するヒートマップ分析について考えていきます。
「 ヒートマップ分析 」とは?
コンテンツ上でのクリックやマウスの動きなどのデータからどの部分に関心があるのか、どこまで読んでいるのか、などのユーザー行動・心理を可視化グラフです。
サーモグラフィのWebサイト版といったイメージです。
ヒートマップは、Google Analyticsのような解析ツールでは見えてこないページの閲覧のされ方を把握することができ、そこからコンテンツ改善へと役立てることができます。
では実際に分析を行う際に注目するポイントをご紹介します。
分析ポイント
熟読率
コンテンツ内のどこの部分がよく読まれているかを示します。
コンテンツ内のユーザーを引き付けたい部分に効率的に注目を集められているのかを一目で確かめられ、コンテンツの改善を行うことができます。
読了率
ページのどの部分まで読まれたのかを示します。
これは熟読率と併用して考えると効果的なしさっくを立てることができます。
具体的には、コンテンツ下部に熟読率が集中しているにも関わらず、読了率はページ上部に集中している場合、魅力的なコンテンツまでたどり着かずにページ離脱しているユーザーが多数いるということになります。
この場合、コンテンツのレイアウトを変更することによりページ離脱を止めることができ、ほかのページへの誘導に繋がるかもしれません。
クリックエリア・マウスムーブ
ページ内でどの部分がクリックされているかを示します。
これによりサイト上の機会損失をしていないか、画像や文字の配置が適切なのかなどを確認することができます。
例えば、リンク先のない画像やテキストの一部分だけにクリックが集中していた場合、ユーザーは何らかのリンクがあると勘違いしている、あるいは文字が読みにくい等の問題点を感じているかもしれません。
そういったWebサイトのレイアウト上の問題を解決していくのに非常に役に立つのがクリックエリアです。
またマウスムーブも同様で、ユーザーがWebサイト内でどのように動いているのかなどを分析し、問題点を洗い出すのに有効でしょう。
ヒートマップのメリット
誰でも理解しやすい・容易に共有できる
ヒートマップは色により情報を提示するため誰が見ても容易に情報を取得することができます。
他の専門的な知識が必要なツールとは違い誰でも利用することができ、情報共有も容易です。
ヒートマップのデメリット
深い分析まではできない
ここまでに話してきている通り、ヒートマップ分析はあくまで表面上でどのような動きをユーザーがしているかを示しているため、なぜそのコンテンツがクリックされているのか、どの時間にクリックされているのかなどの深い分析までは行うことができません。
また、コンテンツ間の遷移などの情報も得ることはできません。
こういった情報を求める場合はGoogle Analyticsなども同時に利用するとよいでしょう。
関連記事
scroll