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Facebookが考案したブランディングの EPIC
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Facebookが考案したブランディングの EPIC
Facebookが考案したブランディングの EPIC
コロナ渦 の中で、 SNSを 活用する ビジネスが 増えてきていますが、 SNS マーケティングを 行う 際に 見直したいのが ビジネス の ブランディング です。今回は、 Facebook の マーケティングチーム が考案した、 SNS マーケティング における ブランディング のための EPIC フレームワークを 紹介 したいと 思います。
☞ SNS マーケティングに 関する 記事は こちら
E P I C フレームワークとは
EPIC フレームワーク は、ビジネスが 効果的な SNS マーケティングを 行うために、自社の ブランドを 発展 / 理解するのを 助けるための ガイドライン です。
E P I C は、効果的な ブランディングを 行うために 必要な 要素の 頭文字 であり、それぞれ 何を 表しているか は以下の 通りです。
Existence ( 存在 ) : ビジネスが どのようにして 始まったか、また ビジネスとして 解決しようとする 課題
Purpose ( 目的 ) : なぜ そのビジネスを 行うのかという 理由、社会に 提供する 価値
Identity ( アイデンティティ ) : ビジネスが持つ ビジュアル的 外見、 イメージ
Connection ( コネクション ) : 言葉を 通して どのようにして 顧客と つながり(コネクション)を持つか
以下 では、フレームワークの ベース となる、Existence ( 存在意義 )と Purpose ( 目的 )を 詳しく 見ていくと 共に、それぞれを 明確にする 方法を 紹介 します。
Existence ビジネスの 存在意義
Existence とは、「なぜ あなたの ビジネスは 存在 するのか」を 定義すること です。そのためには、ビジネスを 通して 解決 しようとしている 社会の 課題は 何なのか を今一度 突き詰めることが 必要です。
「誕生ストーリー」 を書いてみる
このように 自分たちの ビジネスの 存在意義 を問い直し、 さらに それを 顧客に 上手に 伝えるためには、 そのビジネスの 「誕生ストーリー ( Origin Story ) 」 を書くことが 有効 です。会社、 ビジネス、 または商品が どのような経緯で 始まったのかを ストーリー として 書き出し、 発信します。その際に、 ストーリーに 組み込む要素は 具体的に 以下のものが 挙げられます。
- 創業者の名前
どこの 誰が そのビジネスを 始めたのかを 具体的に 伝えることで、顧客に よりリアルな感覚 と 親近感を 与える
- 直面した課題
何の どんな 課題に 取り組もうと しているのかを、そう思った 経緯を 踏まえながら ストーリー にする
- 課題に対しての 解決方法の 提供
結果的に どのような 解決方法に 至ったか を書く
ストーリーとして、ビジネスの存在意義を顧客に伝えることは効果的です。なぜなら、人々は物語に惹かれるからです。エンターテイメントとしても、教育の場でも物語を通して、情報を得ることを好みます。科学的な研究においても、人間は情報をそのまま聞くよりも、物語として聞く方が、脳のより多くの部分に対して影響を与えることができることが分かっています。また、ストーリーは聞き手に共感、感情移入を促すため、ブランディングやマーケティングのために覚えておきたい手法です。
Purpose ビジネスの目的
現代では、商品やサービスそのものよりも、ビジネスが持つ目的や価値観などが重要視されるようになってきています。アメリカで多数のビジネス本を手掛ける作家の Simon Sinek は、「消費者はビジネスが何をしているのかではなく、なぜやっているのかという目的を買っている」と言います。どういうことでしょうか。
例えば、現代で成功したビジネスの代表として i phone などの電子機器のメーカー、 Apple があります。従来のビジネスは、自分たちの商品やサービスの特徴から売上を期待していました。例えば、電子機器メーカーであれば、パソコンのシンプルなデザイン性であったり、軽さなどの特徴から顧客を惹きつけるという形です。一方で、Appleは商品の特徴よりも自分たちのビジネスの目的・価値観によって顧客を惹きつけようとしています。Appleのビジネスの目的は、”think differently”です。従来とは異なる考え方や新しさを社会に提供することを自社の目的としています。そのようなAppleの持つ目的、価値観に顧客は魅了されているのです。
ビジネスの目的や価値を明確に主張することは、顧客とのコネクションを深めるだけでなく、対象となる顧客が誰になるのかを示すことになります。
参考:Coursera Social Media Management (https://www.coursera.org/learn/social-media-management)
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