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グローバル化を考える
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グローバル化を考える
今回はグローバル化が企業にもたらすメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。
グローバル化とは?
内閣府によると
グローバル化とは、資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつきが深まることを意味する。
と定義されています。
つまり簡単に言えば、ヒト、モノ、サービスなどが国や地域の垣根を越えて移動するようになった状態ということです。
ではそのグローバル化がビジネスにもたらすメリット・デメリットを見ていきましょう。
グローバル化がもたらすメリット
・商圏の拡大
– ネットワーク技術の向上の助けもあり、商圏が国内から世界中へと変化しました。
・安価な商品の入手
– 人件費の安い東南アジアなどに工場を構えることで安価なものを供給できるようになりました。
グローバル化がもたらすデメリット
・産業の空洞化
– 上記に述べたように国外への工場移転などの影響により国内での雇用減少につながっています。
・価格競争の激化
・異文化理解
– 文化の違いを十分に理解できていないと思いもよらない事態に繋がります。異文化理解の失敗の例としてオーストラリアにおけるStarbucksの事業展開があげられます。
Starbucksがオーストラリア市場に参入した2000年ごろにはオーストラリアにはすでに深く根付いたカフェ文化ありました。彼らは単にコーヒーだけを求めているのではなく、カフェで人間関係のつながりを求めていました。
チェーン化されたStarbucksの店舗では人間味に欠け、人とのつながりを感じることができなかったことがStarbucksのオーストラリア進出における1番大きな失敗であると考えられます。
参考文献 : Patterson, P. G., Scott, J., & Uncles, M. D. (2010). How the local competition defeated a global brand: The case of Starbucks. Australasian Marketing Journal (AMJ), 18(1), 41-47.(https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1441358209000949)
グローバル化により多くの人が国を行き来する現代、コロナウイルスのようなパンデミックが起きると一国だけではなく世界中の経済に多大なダメージを与える結果にもつながっています。
グローバル化は我々にとってポジティブな物だけでなくネガティブな物ももたらしていると言うことを私たちは忘れてはいけません。そして、賃金問題や人種問題など早急に解決すべきことも多くあります。
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