【Dataiku】DS・機械学習未経験が学んでみた｜学習ブログ①

投稿日：2024年3月8日／更新日：2024年3月19日

はじめに

近年ビジネスの分野においてデータサイエンスや機械学習を利用することへのニーズが拡大しています。しかし多くの人にとって、一からそれらを学び、実際の業務に活かすことは大変な苦労と時間が伴います。そんな中、データサイエンスや機械学習に触れたことがなくても簡単に使えるDataikuというプラットフォームがあるのをご存じでしょうか。

このブログシリーズでは、データサイエンス・機械学習未経験の筆者がこのDataikuというプラットフォームを使用して初めてのデータ分析に挑戦した過程をまとめています。

今回はDataikuの概要、学習方法についてまとめました。データサイエンス未経験でも業務に活かしていきたいという方に参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

Dataikuとは何か

Dataikuとは

「データソースへの接続からデータの準備、AIや機械学習モデルの構築に加え、分析アプリケーションの開発と運用までをひとつのソリューションとして統合させた、オールインワンのAI・機械学習プラットフォーム」（NTT DATA、2024）

で、データ分析に必要な工程がすべてひとまとめになった、データサイエンス・機械学習未経験の人からプロフェッショナルの人まで全員が活用できる優れたプラットフォームです。

データサイエンス、機械学習が未経験でも大丈夫な理由

Dataikuがデータサイエンスに触れたことがなくても使いやすい理由は

プログラミングコードを書く必要がない
直感的に操作できる＆UIが見やすい
無料でDataikuの使い方が学べる講座、資格がある

などです。以下で詳しく見ていきましょう。

プログラミングコードを書く必要が無い

データ分析・機械学習といえば、Pythonなどのプログラミング言語を使用しないといけないと思いがちですが、Dataikuはコードを書かなくてもデータ分析や機械学習が行える機能が備わっているので、プログラミング言語に詳しくなくても扱うことができます。（Python、R、SQLなどを任意で使用することも可能）

直感的な操作と見やすいUI

コードを必要としないため、クリックやドラッグ＆ドロップなどの直感的な操作のみで分析を行うことができます。UIの面でも、見る人にとって対象が何を示しているかを分かりやすく表示してくれるため、視覚的な理解が可能になります。例えばあるデータのグラフを作成したい場合、横に置かれている変数の群からドラッグ＆ドロップで変数を選択するだけでグラフを作成できます。

この際、変数名のとなりにデータがどんなタイプであるかがわかりやすいようなアイコンが表示されているので、どのようなグラフを作成すれば良いかも分かりやすくなっています。

無料でDataikuの使い方が学べる講座、Dataiku Academy

Dataiku AcademyというDataikuの機能を学べるサービスがあり、誰でも無料で受講ができます。これにより、今までにデータサイエンスに触れたことがない人でも、Dataikuを使ったデータ分析を簡単にマスターすることができます。

Dataiku Academyで学ぼう

ラーニングパス

ここでは、ラーニングパスと呼ばれるチュートリアルが用意されていて、どれも無料で学ぶことができます。（Dataiku DSSのライセンスは別途必要）

認定資格

また、それぞれのラーニングパスに対応する認定資格があり、取得することで実際にDataikuを使えるスキルを身につけたことを証明することもできます。

それではDataiku最初のステップ、コアデザイナーのチュートリアルを少しのぞいてみましょう。

Dataikuコアデザイナーとは

Dataikuコアデザイナーは、Dataiku Academyの初級資格で、Dataiku DSSの機能の基本的な理解や簡単なデータ操作・分析をすることができる資格です。初めてデータサイエンスに触れる方でも学びやすい内容になっています。目安の所要時間も3.5時間と、それほど時間を要しません。