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ナゼ日本でiPhoneのシェア率は高いのか?

ナゼ日本でiPhoneのシェア率は高いのか?

投稿日:2021年12月7日/更新日:2021年12月7日

iPhone

日頃当たり前のように利用しているスマートフォンですが、周りを見渡してみるとiPhoneユーザーばかりではないでしょうか?

これは日本では当たり前の光景ですが、海外でこのような光景を見ることは多くありません。

今回の記事ではiPhoneがなぜ日本市場において圧倒的な強さを誇るのかを考えていきます。

 

 

日本におけるiPhoneのシェア

日本国内においては、ガラケーが主流であった2000年代後半まで、パナソニックやシャープなどの国内家電メーカーが主要機種を販売していました。

しかし、2008年に発売されたiPhone3Gによって流行に変化がもたらされました。

 

スマートフォンが主となった2010年代から、それまでの主流であった国産家電メーカーの販売する主要機種は苦戦を強いられ、結果として多くのメーカーがスマホ市場から撤退しました。

現在のスマホ市場を見てみると、半数以上の役60%がiPhoneであるという結果もあります。

OS別で考えてみるとAndroid40%以上のシェアをもっていることになります。

しかしAndroidは複数のメーカーが採用していますがiOSはAppleのみが採用しているOSであり、OSのシェア率以上にいかにiPhoneが日本市場で大きなシェアを持っているかは明らかです。

スマホ市場が盛んになってきていた2015年時点での調査で、iPhoneのシェアは70%近かったというデータもあり、iPhoneはスマホ市場が確立され始めた当初から高い人気があったということになります。

 

海外のiPhoneのシェア

一方、世界でのiPhoneのシェア率はどうでしょうか?

韓国のサムスン、次いで中国のファーウェイ、そして3位にAppleがランクインしています。(2019年時点)

シェア率を見てみると、Appleのシェアが約14%に対してサムスンは22%、ファーウェイは18%となっており、日本市場と比較するとシェア率の低さが際立ちます。

また、3位以下のシェア率を見ても、XiaomiOPPOなどアジア諸国のメーカーがスマホ市場において圧倒的な強さを見せていることが分かります。

 

 

世界と日本では大きな違いを見せるスマートフォンのトレンドですが、なぜiPhone日本市場でこんなにも強いのでしょうか?

 

なぜiPhoneが日本市場で圧倒的な強さを誇っているのか?

携帯販売戦略

従来、日本では携帯電話の本体を数万円という高値で購入するのは一般的ではなく、本体代金を安価に抑えて、通信料金から回収するという方法がとられてきました。

また、端末の割賦販売も一般的になっていましたが、この販売形態では毎月の利用料金から割引が発生するものであったため、良い製品を本来よりも安価に手に入れることができるものでした。

海外ではAndroidは、iPhoneに比べて端末価格が安く、廉価端末として認識されていることが多いです。

日本の場合、iPhoneのような高価な端末であっても手ごろな価格で手に入れられる販売形態であったことがiPhoneのシェア率伸ばした要因かもしれません。

 

高品質と充実のサポート

極端に安すぎる商品やサービスは消費者が警戒心を抱いてしまい売れないケースが多いです。

iPhoneは他製品に比べて値段が高いものの、品質も高いです。

また、Apple careなどの付加価値サービスにより、破損した場合でもメーカー側で修理を行ってくれるなど充実したサポートがあるため安心して購入できます。

また、iPhoneの普及につれ、街中などに修理サービスを独自に提供する業者も散見されるようになりました。

これらの充実したサポートや環境がユーザーに安心感を与えていることもiPhoneが日本で圧倒的なシェア率を誇る要因の1つでしょう。

 

Appleというブランド力

Appleそのもののブランド力も大きな要因の1つでしょう。

iPhone以外にもMac bookやiPad、その他のアクセサリーなど様々な製品を世の中に送り出しているAppleは「高価」「洗練されたデザイン」などのようにブランディングがなされており、Apple製品のコレクターがいるほど人々を魅了するブランドとなっています。

このブランド力こそがiPhoneが人々を魅了する最大の要因かもしれません。

 

参考:日本でiPhoneのシェアが高い理由とは?世界との比較も詳しく解説 | iPhone大学 (iphone-college.com)

 

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