ジオターゲティング広告のメリット/デメリット

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ネット閲覧履歴などのユーザー情報が入手困難になりつつある昨今ターゲティング手法として有望なのがジオグラフィックターゲティング(Geographic Targeting/geotargeting)による広告です

ジオターゲティング広告では、ジオデータ、すなわちユーザーの地理的情報を活用し、現在地に応じた広告が配信されます。

今回は、そんなジオターゲティングを活かした広告の仕組みやメリット/デメリット(注意点)に関して説明していきます。

 

 

1.ジオターゲティングとは

ジオグラフィックターゲティングまたはジオターゲティング(geographic targeting /geotargeting)とは、ユーザーの位置情報などを把握して、エリア別に広告を最適化しようとするマーケティング手法です。

 

 多くは都道府県あるい市区町村単位でのセグメントに活用されていましたが、近年においてはより狭い特定エリアに対しターゲティングするケースも増加しています。

 

 また一般にターゲティング広告とは、配信後の分析結果をもとに改善ポイントを炙り出すのに適しています。ジオターゲティングも同様に、何度か広告を配信してデータを蓄積することで、PDCAサイクルを回すことが出来ます。

 

 広告戦略で意識すべき購買ファネルを考えた時、ジオターゲティング広告は主に認知層へのリーチを目標に行われます。

 

☆判別手法:ユーザーのジオデータ(地理的情報)を把握する手法をまとめました。

 

 

2.ジオターゲティング広告のメリット

 

ジオターゲティングのより本質的なメリットは以下の4つです。

 

①広告を見た人が来店したかどうかわかる

②よりニッチな地域密着型店舗でも効果的な広告が打てる

 ⇒遠すぎてきてくれないということがない

  *ジオターゲティング広告は相対的に単価も安めなので、個人店でも検討できます。

③地域差を考慮したコミュニケーションがとれる

 ⇒生活圏ごとの特質に沿うコミュニケーションを図ることができる

  *例えばスーパーでは地域ごとにチラシを変える事がよくありますが、こうしたセグメントごとのきめ細やかな対応を可能にします。

④生活コンテキストに寄り添う

 ⇒通勤しているのか、買い物しているのか、生活の文脈を位置情報から推測できる。

 

 

 なお、通常のジオターゲティング広告は消費者への認知を狙いとするため、広告からの誘導効率が非常に重視されます。

 また、一定のエリア内に流入したユーザーへ広告を配信していくので、広告リーチは広めです。インプレッション単価が安価である点もメリットであると言えます。  

 

 

3.デメリット(注意点と確認ポイント)

ここまでジオターゲティング広告の有用性をまとめてきましたが、実際に広告を活用するうえで注意すべきポイントもあわせてご確認ください。

 

 

①即時のコンバージョンを狙う事が難しい

②ジオデータの正確性

 *ユーザーの位置情報を100%正確に把握するのは、難しいのが現状です。計測数値を絶対的なものと誤認しないよう留意しておくべきです。

③ジオデータ活用へのユーザー理解

 *位置情報の提供を拒むユーザーも一定数存在するので、配慮が必要です。

④実際に広告が配信されるサイトはどこか

 ⇒出稿先のサイト自体が劣悪であった場合、ブランドイメージを傷つけてしまうリスクがある。

 Ex.)アダルトサイトや匿名掲示板

 ☞ホワイトリスト(安全性を確認したサイトのリスト)で劣悪サイトをブロックするなど、適切なリスク管理を行いましょう。

ターゲティングの精度をどの程度にするか

 ⇒大雑把すぎるセグメントいなっていないか、広告デザインとターゲットの整合性は高いか

 *よりピンポイントに絞り込みたいのであればデモグラフィック属性(性別、年齢など)も加味した広告配信を検討すべきです。

 

まとめ

ジオデータでユーザーを識別する革新性は、OOH(Out of Home)、すなわち屋外での広告によるターゲティングを実現したと言えます。またwithコロナ時代においては、上記のようなジオターゲティングの本質的なメリットを活用した、“地域密着型”の戦略へ注目が集まっています。