これからのビジネスは「コト」をデザインする

デザイン思考」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。簡単に言えば、商品を開発する際に、ユーザーを中心とする考のことです。特に、IT製品などの専門性の高い商品など、従来ではテクノロジー重視で製品開発が行われてきましたが、ユーザーにとっての使いやすさを中心に行われるようになりました。

世界的企業はデザイン会社を買収している

デザインの重要性は商品開発のみならず、ビジネスのあらゆる領域で認められています。2012年から2014年あたりにかけて、世界的な大企業が次々とデザイン会社を買収したことが報道されました。Google、 Facebook、 Adobe、Accentureがそれぞれ、Mike&Maaike、Hot Studio、Behance、Fjordというデザイン会社を買収しました。

これらのデザイン会社の買収は、主に、企業のクライアントやユーザーの顧客体験価値を円滑に高めることを目的としています。デザインは、デジタル分野に中心的な役割を果たすだけでなく、顧客の全体的な体験価値を高めます。デザインが必要になったときに外部に依頼するよりも、デザイン会社を買収し社内に一つの部門として置く方が、長期的にうまくデザイン思考を取りいれることができます。

これからは、モノよりコトを設計する-UXデザイン

歴史から見て分かるように、時代は常に変化しています。その変化の一つに消費行動の変化があります。現在の先進国では、モノを作れば売れる時代が終わりを迎えています。なぜなら、モノが市場に溢れているからです。世の中の消費者は、購入する商品だけでなく、商品を購入することに関わる一連の体験に価値を求めています。

このように、顧客が価値を感じる一連の体験、「コト」を設計することをUXデザイン(User Experience Design)と言います。しかし、ただ顧客にとって価値のある一連の体験をで設計することだけではありません。それに加えて、成功するビジネス作り上げるためには、価値のある体験を生み出し続ける仕組みそのものをデザインすることが大切です。

参考:WIRED「デザインの影響力向上を示す、デザイン会社の買収増加 (https://wired.jp/2013/05/17/accenture-fjord/)

MarkeZine「【まずは基本から】Webマーケティングに必要な「UXデザイン」ってなんだ?」(https://markezine.jp/article/detail/29234