データ分析で進化するマーケティング:Airbnbによる活用事例

近年マーケティングの分野では、データ分析による革命が起きています。データ分析を活用したマーケティングは、企業側の効率や利益向上などのメリットがあるだけでなく、わたしたちの日々の生活を豊かにするものでもあります。例えば、withコロナ時代には欠かせない Amazon や Netflix といったサービスも、顧客の購入・視聴履歴などのデータ分析によって、よりよいサービスを提供してきました。

これから、マーケティングにおいてデータ分析の活用は必要不可欠なものになると考えられます。なぜなら、データ分析を応用することで、マーケティング全体のパフォーマンスを飛躍的に向上するためです。集められたデータの分析に基づいて、方向性を決めることで、より的確な判断を下し、次のステップに進めるという効率性と正確性が得られます。

では、データ分析は具体的にどのようにマーケティングに応用されているのでしょうか?今回は旅行者と宿泊施設を持つホストのマッチングサービスを行う、Airbnbの事例をもとに紹介します。

まずはじめに、マーケティングの目的を明確にします。目的設定には5Cs(Company 会社, Customer 顧客, Competitor 競争相手 Collaboration 関係者, Context )というフレイムワークを基に、多角的に着眼点を見つけることが重要です。

Airbnbのマーケティングにおいては、”どのように Airbnb のサービスを通して宿泊施設の利用者の満足度を高めるか”という目的が考えられます。

つぎに、どのように目的を達成するかの方向性を確立します。

Airbnbの場合は、ゴールに対してまず現在の顧客満足度とその背景を具体的に把握します。そのために、顧客満足度に影響する要素(レビュー、評価、宿泊施設の特徴など)の中で、マーケティング分析に必要なデータをを集めます。

ところで、データには数値化されているものと言語化されているものがあります。数値の分析はなんとなく想像がつくと思いますが、言語の分析はどのように行うのでしょうか?言語化されたものの分析は、レビュー・口コミの分析に使われます。その分析を行うのが R system と呼ばれるもので、文章中に使われる単語をポジティブかネガティブかで判断します。それを数値化することで、レビューなどの文章データを可能にしています。

こうして得た口コミ・レビューのデータをさらに分析することで、顧客満足度を高めるためにはどのような改善や変化が必要かを見出すことができます。例えば、”価格の面で満足度の低いレビューが多かった”、”ロケーションに満足していないレビューが多い”などの改善するべき点を発見します。こうして、顧客満足度を向上させるために何が求められるかを具体的にかつ論理的に示すことができます。

データ分析の力によって、マーケティングで今まで見えていなかった問題が発見できるようになっています。新たなサービスが加わる可能性が広がることに期待したいです。