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アドネットワークとは?DSPやアフェリエイトとの違いについて解説

アドネットワークとは?DSPやアフェリエイトとの違いについて解説

投稿日:2022年4月13日/更新日:2022年4月13日

アドネットワークとは?

アドネットワークとは、複数のWeb広告媒体によって構成された広告配信ネットワークのことです。

これを利用し、広告配信することで、多くのプラットフォームに対して同時に広告配信することが可能です。

たとえばGoogle ディスプレイネットワークに対して広告を出稿すれば、YouTubeやGmailと言ったGoogleの関連サービスやGoogleアドセンスを掲載しているサイトに対して一括で広告を配信することが可能です。

広告費はクリック数、インプレッション数に依存して決まるということはほぼすべてのアドネットワークに共通している点です。

つまり、初期費用の準備が必要なく広告配信を始められるということです。

アドネットワークは低予算でも幅広く広告を表示することができることから、潤沢な予算が準備できない個人事業主やスモールビジネスにおいて重要なツールとなります。

アドネットワークと「DSP」の違い

アドネットワークと合わせて知っておきたいアドテクノロジーに「DSP」というものがあります。

DSPは「Demand-Side Platform」の略で、複数のアドネットワークへの広告配信を一括で管理できる、入札価格の最適化やクリエイティブ分析など広告配信過程で必要な様々な手順を自動で行ってくれるツールです。

この2つは同じように見えますが、アドネットワークは広告媒体のネットワークであり、DSPは「ツール」であるというのがこの2つの違いとなります。

 

アドネットワークと「アフィリエイト」の違い

アドネットワークのように成果連動で広告費が決まる広告の仕組みに「アフィリエイト」があります。

これは成果報酬型広告で、アフィリエイトサービスを提供する業者(ASP)を介し、ASPに登録している不特定多数のアフィリエイターに対して広告掲載を依頼する仕組みです。

アドネットワークとアフィリエイトの違いは広告費の発生に関してです。

アフィリエイトの場合、広告鵜を通じて購入やユーザー登録など何らかのアクションが行われない限り広告費は発生しません。

一方アドネットワークは、広告の表示やクリックに応じて費用が発生します。

つまり、高い費用対効果を求めるならアフェリエイトを選択するべきです。

ただし、報酬単価が低い案件やトレンドに合わない案件などはアフィリエイターから敬遠されやすいため広告掲載が必ずしも約束されない点に注意が必要です。

アフィリエイトでの広告掲載を成功させるためには案件設定などの側面でアフィリエイターの求めるものに寄せていく必要があります。

アドネットワークの特徴

アドネットワークへの広告出稿は、以下のような2つの特徴があります。

ブログやメディアなど多くのプラットフォームにすぐ広告配信できる

これはアドネットワークの最大の特徴ですが、シンプルな手順で容易に幅広いプラットフォームに対して広告を同時配信することができます。

これを利用することで、簡単に多くのトラフィックを獲得できます。

その一方で、広告の内容と関連度が低いプラットフォームに広告が掲載される可能性もあります。

そのため、ブランドイメージに焦点を置いているビジネスであるならば慎重に利用しなければなりません。

また、DSPを活用することでもそういったミスマッチを防ぐことが可能です。

ユーザーデータに基づいた広告配信ができる

アドネットワークでは、ユーザー側の様々なデータを利用してターゲティング広告を配信します。

適切なターゲティングにより、高い費用対効果が期待できます。

ターゲット絞り込みに際しては、以下のようなデータが利用できます。

  • 年齢
  • 性別
  • 年収
  • 検索キーワード
  • 趣味・嗜好
  • 購買データ
  • 位置情報

ターゲティング広告ではリターゲティングが良く用いられます。

これは、自社サイトに訪問したことがあるユーザーに対して自社の広告を配信することで、高い費用対効果が期待できる施策です。

また、デバイスや日時などを絞り、広告配信を行うことも可能です。

アドネットワークでは出稿広告のデータ収集も可能なため、効果測定も効率よく行えます。

 

 

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